「聞かせてほしいんだけど、話……。」

「話って?」

よっちゃんはキョトンとした顔であたしを見た。 

「だから……、この前の話の続き、教えてくれるんで、メールくれたんじゃないの?」 


「話の続き?………なんだっけ? 

オレ、アキちゃんと遊びたいから誘ったんだけど…。」

「はぁ?」

あたしは苛立った。 



何言ってんの?この人。

っていうか、
遊びたいから
って………。 


あたし、ももちゃんの……
友達の彼女なのに、 

遊びたいから誘うって、意味が分からない。 



「よっちゃんは友達の彼女誘ったりするの?」

「大丈夫だよ!ももちゃん怒ったりしないし。」


イライラする……。 

なんかもういい。 

腹立つ。 


「ごめん。やっぱり帰る。もう、いいや。」 


これ以上ここにいたくない。 

話聞きたかったけど、

もうどうでもいい。 


あたしは席を立った。 

「えぇっ!?ちょっ…待ってよアキちゃん!」