「カンパ〜イ♪」

「……乾杯…」

なにに………?


なんかよっちゃんは楽しそう。 

にぎやかな居酒屋の雰囲気のまま、よっちゃんのテンションも高い。 

あたしは躊躇っていた。 
ビールを片手にこんな風に思うのは、勝手かもしれないけど……。 



“よっちゃんと連絡とらないで”


そう言ったももちゃんの言葉を、せめて少しでも守っていたくて…… 


楽しむために来たんじゃない。 


そういい聞かせていたから。 


あたしはテンションの高いよっちゃんに話を切り出した。