「おはようございます…」

あたしはゆいちゃんと一緒に3時過ぎに出勤した。 

ゆいちゃんは昨日よりはだいぶ落ち着いて、笑ったりもした。 

けど、
まだどうしても、仕事する気にはなれない
そう、言ってたから、
二人でどっか行こうか?
と、あたしたちは話していた。 


でも、店長から電話がきた。 

「今日はミーティングするから、仕事しなくてもいいからとりあえす、店に来てほしい。」

結構、深刻そうに言われた。 


最近、休業も何度かあったし……

大丈夫なのかな……? 





そしてあたしとゆいちゃんは待機所に行った。


部屋に入ると、この前一度だけ会ったカノンちゃんがいた。 

「あ!おはようございます〜♪みさきちゃん、ゆいちゃん!」

この前の感じとはだいぶ違った。 
ニコニコしながらこっちをみている。 
圧倒されつつ、あたしは返した。 

「おはよう。カノンちゃんだよね?」

「はい!」

随分店に慣れたようで、この前より全然話しやすかった。 
相変わらず、モデルみたいに、細くてカワイイ。 

カノンちゃんはゆいちゃんに話し掛けた。 

「ゆいちゃん、どうかしたんですか?」

まだ会って間もないゆいちゃんが、いつもより元気がない事、気付いたのかな……。


「……なんでもないですよ。カノンさん、早いですね。」

「あ、私いつも、2時半には来てるんで。でも、今日は何か話があるみたく、店長に言われたんですけど…」

「あ、あたしたちも。」

3人でこたつに入って話した。 




それにしても……


もう5月なのに、まだこたつ……。 


しまわないのかな?