ベッドに1人取り残されたあたしは、ゆっくり起き上がった。 


ダメだ……。 

今日は帰ろ………。 

ケンカなりたくない。 



あたしは1人で服を着始めた。 

せっかくこんなに一緒にいられたのに……

もう少し……いたかった…




溢れそうな涙をこらえた。 




普通、知られたくない事の一つや二つ、誰にだってあると思う。 


でも、さっきのももちゃんの感じだと…… 
 





あたしは気付いた。 


ももちゃんはなにかあるんだ。 



でも、 



絶対自分で言わないよね。



それも分かる。 







バスルームからシャワーの音が聞こえているうちに、あたしは手紙を置いて、ももちゃんの部屋を出た。 

ももちゃんが好きだから……


今日は帰る。