あたしになおくんを追求する権利なんてない。 

資格もない。 


あたしだって、同じような事してるんだから……。 


だから余計に 腹が立つ。 



そんな勝手な自分に、さらに苛立つ。 




あたしはビールをひたすら飲み続けた。








あんな仕事をしてて




なおくんが好きで、
彼女に嫉妬して…… 




ももちゃんに会いたくて、



必要だって 
嘆いてるあたしは 





なんて最低な人間なんだろう。 





そう分かっていても……




それでも消えないこの二つの想いは 

どうすればいいの? 






行き先が 見えない。 











そんなある日、

あたしはあの人に再会した。