時間はもう9時を廻っていた。
夕食の約束で待ち合わせしたはずのあたしたちは、まだ車の中にいる。
……外は、寒いから…。
「あたしっていつも振られるんですよ。『重い』って。」
「え…?」
「付き合うときは、まぁ、あたしからだったり、男から告ってきたり…どっちかなんですけど、別れる時は今まで全部振られました。全員に言われたんです。『おまえの気持ち重い』って…。」
ゆいちゃんは遠くを見つめてるように見えた。
寂しい顔を、してる気がした…。
「あたしって外見こんな結構派手めだから……やっぱり軽く見られるんですよね。でも、あたしは好きになっちゃうと、もぅ周りが見えなくなるほどハマっちゃうんで…。」
あ……わかるかも…。
あたしも、すぐのめり込むタイプだった。
「毎日会いたいとか、電話繋がらないと『浮気してるんじゃ…』なんて考えちゃうし…、そのうち『束縛しすぎ!重い!』って、『もっと軽い付き合いできる女かと思った』って言われて終わり…。」
「ひどいね…。そんなの…」
ゆいちゃんは首を横に振りながら言う。
「うんん……、実際あたしが『重い』のもホントだから…。」
ゆいちゃんは「あはは」って笑う。
苦笑いに見えた。
「今のカレシと付き合い始める前、あたしカレシの他にもう1人、気になる人がいたんですよ。」
『重い』って…なんだろう…。
好きでも、受け止めきれない『重い』想いがあるなら……
それは
どこへ行くべき想いなんだ…?
なぜ
存在するの?
夕食の約束で待ち合わせしたはずのあたしたちは、まだ車の中にいる。
……外は、寒いから…。
「あたしっていつも振られるんですよ。『重い』って。」
「え…?」
「付き合うときは、まぁ、あたしからだったり、男から告ってきたり…どっちかなんですけど、別れる時は今まで全部振られました。全員に言われたんです。『おまえの気持ち重い』って…。」
ゆいちゃんは遠くを見つめてるように見えた。
寂しい顔を、してる気がした…。
「あたしって外見こんな結構派手めだから……やっぱり軽く見られるんですよね。でも、あたしは好きになっちゃうと、もぅ周りが見えなくなるほどハマっちゃうんで…。」
あ……わかるかも…。
あたしも、すぐのめり込むタイプだった。
「毎日会いたいとか、電話繋がらないと『浮気してるんじゃ…』なんて考えちゃうし…、そのうち『束縛しすぎ!重い!』って、『もっと軽い付き合いできる女かと思った』って言われて終わり…。」
「ひどいね…。そんなの…」
ゆいちゃんは首を横に振りながら言う。
「うんん……、実際あたしが『重い』のもホントだから…。」
ゆいちゃんは「あはは」って笑う。
苦笑いに見えた。
「今のカレシと付き合い始める前、あたしカレシの他にもう1人、気になる人がいたんですよ。」
『重い』って…なんだろう…。
好きでも、受け止めきれない『重い』想いがあるなら……
それは
どこへ行くべき想いなんだ…?
なぜ
存在するの?