「そうだったんですか…。」

あたしはゆいちゃんに話した。
泣きながら…拙い言葉で、途切れ途切れで…。
ゆいちゃんは黙って話を聞いてくれた。 


少ししてゆいちゃんに意外な事を言われた。 



「他の男と遊んでみたらどうですか??」

意外な意見。 

こういう時って
『信じてまってみたら?』
とか
『電話したほうがいい』
とか……そんな風に言われるんじゃないかって、思ってたから…。


今のあたしには出来ないこと……。


ゆいちゃんが言った事は、あたしも……、正直考えてなかったわけじゃない。 



淋しくて……


悲しくて……


満たされたかったから……



あたしが黙っているとゆいちゃんは話し続けた。 


「こういうこと言うと、いい加減なヤツって想われるかもしれないですけど……、あたしはカレシいても他の男と遊ぶんです。カレシが好きだからこそ……遊ばないとダメなんですよ。」

「……?そういえばゆいちゃんはいつも出会い系サイトやってたよね?カレシいても……。」


『なんでカレシいて出会い系サイトやるの?』
前にそう聞いたことを思い出した。 



あの時ゆいちゃんは笑ってるだけで答えてくれなかったよね……。