最初からコンティニューだなんておかしいと思うかい?
ならば最後まで読んでみな、意味がわかるから。
そこまで言ってもわからないなら、、、
読まないほうがいいんじゃないかな?


「ふぅ…」
俺は、霞原光。「かすみばら こう」
どこにでもいるような高校生。
学年は後々分かるはず。
部活はやっていない、バイトだ。
本当にどこにでもいる高校生だ。
ここで、何か特殊能力なんて持ってたら、
俺の人生は変わっていたんだろうな、
なんていつも思うが、人生そううまくはいかない。
持つ者と持たない者、壊せそうにも壊せない差だ。


俺は…持つ者でも持たない者でもない。
中間だ。
差を突破できる数少ない人間だと思う。


なんて淡い期待を言葉にしてみる。
本当は持たない者だけどな。


「姉ちゃん。ちょっとお茶くれ」
「は?何アンタ年上に命令してんの。アンタが持ってきなさいよー」

一つ上の姉。
光だ。「こう」じゃない、「ひかる」
俺達の両親は「光」という字が大好きだ。
どんなものでも磨けば光る、
ということに惹かれるかららしい、
ちなみに両親は旅行好きで、いまも海外旅行中だ。
旅行に行くと、三年程は軽く帰ってこない。


「あっ」