チュンチュンチュン...
朝が来た。
チリンチリンチリン!!
目覚まし時計が鳴る。
だけど今日は目覚める気がしなかった。
「深愛ーいつまで寝てるの!!」
お姉ちゃんが起こしに来た。
「今日なんだかすごく眠くて・・・」
「そんなことはいいから!!早く起きて!!
もう7時50分だよ!学校遅れるよ!!」
「ええええー!!もうそんな時間!?急げー!!」
いつも朝は姉との会話から始まります。
私はいつもこんな感じです。
お姉ちゃんは藍川柚愛。
私はお姉ちゃんと2人暮らしです。
両親は2年前に父親の方が仕事場の事故でなくなり
そのショックで母親は自殺してしまった。
そして今は大学3年生の姉と、中2の私の2人暮らしだ。
私達は、親戚から助けをもらいながら生活している。
姉も大学に入ってからアルバイトをたくさんして
家計を助けている。
「行ってきます!!」
私は家を飛び出た。
自転車に乗り
ダッシュで自転車をこいだ。
初夏の朝は涼しい。
普通は暑いけどまだ5月だから
少し肌寒い。
昨日梅雨に入ったから少し曇っていた。
「ひぃ~寒い・・・」
そういってると・・・
「深愛!!おーはよ!!」
振り返ると・・
自転車のブレーキをかけた友達の鈴香がいた。
港鈴香。私の大親友。
「鈴香~!!おはよー!!」
「あ!深愛聞いた~?今日転校生来るんだって!!しかも男~」
「え?転校生?何でこの時期に・・?」
「さあ・・・親の仕事の関係とかじゃない??」
その言葉が少し私の胸を裂かれた。
-親...その言葉が私にとってどれだけ辛いか...
「あ、深愛・・ごめん。地雷ふんじゃったよね??」
地雷とかそういう意味で言わないでほしい。
2年前のことでも私はまだ小学生だった。
あまりにも辛すぎる過去。
忘れられない過去。
...。
「ごめん、鈴香。まだ親の事引きずってて・・・」
「そっか...いいよ。大丈夫だよ」
「ありがとう...」
心が少し痛かった。
「ま、気を取りなおそ?ね?ね?」
「うん!」
明るい気持ちになれた。
無理に忘れようとするほど忘れられない過去。
私は封じ込めることにした。
朝が来た。
チリンチリンチリン!!
目覚まし時計が鳴る。
だけど今日は目覚める気がしなかった。
「深愛ーいつまで寝てるの!!」
お姉ちゃんが起こしに来た。
「今日なんだかすごく眠くて・・・」
「そんなことはいいから!!早く起きて!!
もう7時50分だよ!学校遅れるよ!!」
「ええええー!!もうそんな時間!?急げー!!」
いつも朝は姉との会話から始まります。
私はいつもこんな感じです。
お姉ちゃんは藍川柚愛。
私はお姉ちゃんと2人暮らしです。
両親は2年前に父親の方が仕事場の事故でなくなり
そのショックで母親は自殺してしまった。
そして今は大学3年生の姉と、中2の私の2人暮らしだ。
私達は、親戚から助けをもらいながら生活している。
姉も大学に入ってからアルバイトをたくさんして
家計を助けている。
「行ってきます!!」
私は家を飛び出た。
自転車に乗り
ダッシュで自転車をこいだ。
初夏の朝は涼しい。
普通は暑いけどまだ5月だから
少し肌寒い。
昨日梅雨に入ったから少し曇っていた。
「ひぃ~寒い・・・」
そういってると・・・
「深愛!!おーはよ!!」
振り返ると・・
自転車のブレーキをかけた友達の鈴香がいた。
港鈴香。私の大親友。
「鈴香~!!おはよー!!」
「あ!深愛聞いた~?今日転校生来るんだって!!しかも男~」
「え?転校生?何でこの時期に・・?」
「さあ・・・親の仕事の関係とかじゃない??」
その言葉が少し私の胸を裂かれた。
-親...その言葉が私にとってどれだけ辛いか...
「あ、深愛・・ごめん。地雷ふんじゃったよね??」
地雷とかそういう意味で言わないでほしい。
2年前のことでも私はまだ小学生だった。
あまりにも辛すぎる過去。
忘れられない過去。
...。
「ごめん、鈴香。まだ親の事引きずってて・・・」
「そっか...いいよ。大丈夫だよ」
「ありがとう...」
心が少し痛かった。
「ま、気を取りなおそ?ね?ね?」
「うん!」
明るい気持ちになれた。
無理に忘れようとするほど忘れられない過去。
私は封じ込めることにした。