「おい!!桜帰ってきたかっ!?」
俺がみんなの帰りを玄関で待ち呆けていると、血相を変えた土方さんが入ってきた。
「まだだけど…ってか一緒じゃないの?」
土方さんは俺の答えに幻滅したようだった
「桜が…いなくなった」
「んなっ!?」
つい俺は間抜けな声をあげてしまった。
もう一度出ていこうとする土方さんの腕をつかんだ。
「土方さん、ちょっと待てって!!」
そんな俺を土方さんはこれでもかと言うぐらいにキツく睨みつける。
ちょー怖えっ…
俺がその鋭い眼差しに負けそうになった時だった。
「一体なに騒いでんの?」
そう言って総司がこの場に現れた。