その日の放課後。応援団の集まりがあった。
上山先生は、応援団の担当だ。
私を見て、目を真ん丸にしている。
「須藤、お前本当に雨宮参加させたのか……しかも、応援団って。頭が上がらないよ。」
美幸は私を見てニヤリと笑う。
「まあ、容易いことですよ。」
美幸め、私に一番きく手を使いやがって。
「ところで、先生今日は、何のための集まりなんですか?」
先生は待ってました!と言わんばかりに、目を光らせている。
「須藤は知らないだろうけど、うちの中学は応援団の、パフォーマンスがある。赤団、白団、それぞれが色々なパフォーマンスをして勝った方には……得点が+100点!!
ていう、重要な出し物なんだよ。」
へぇー。そんなことやってんだ……
「で、今日はそのパフォーマンスを何にするかを、皆で決めてほしい。」
パフォーマンスか……
私は、小学校の時もほとんどの、行事に参加していない。