あたしは、脇腹の部分を確認しようと腕を上げる。


「あ、じゃあ丁度だから委員長と矢吹さんで決まりね♪」




「……………えっ?!」

あたしが委員長の方を向くと案の定、いたずらっ子みたいな顔でニヤッと笑っていた。




「よろしくね、や・ぶ・き・さん♪」





「…っ、はぁぁっ?!」



あたしにとって、とんでもない体育祭の幕開けだった…………。