それから何日かが経ち、あたしたちの学校では体育祭が近づいていた。




「んじゃ、後は体育祭実行委員に任せるから勝手に決めろよー」


お兄ちゃんは、そう言うと教室の後ろ側……、あたしの真後ろに来て、そこに腕を組んで壁に寄りかかっている。


急に、背中の温度が上がり始める。


と、席替えをして隣の席になった委員長が、あたしに話しかけてきた。