会議が終わり、みんなが会議室を出ようとしてる。
一樹君は、急に立ちあがって、
「篠原、ちょっと来いよ。」
そういってすたすたと出て行ってしまった。
私は一樹君について行った。
着いたところは屋上前の階段だった。
「ここなら人目につかないだろ。」
「うん…。」
「「あのさ…」」
2人の声が重なる。
「何?一樹君。先に言って。」
「いいよ。篠原が先で。」
「あのね…」
「あ、だめだ。やっぱ俺から言う。」
「うん…。」
「本当は俺、お前が心配だったんだ。
クラス替えがあってすぐの篠原は、すごく…せつない顔してた。
理子とか他の友達が話しかけてきたときとか、すんげぇ楽しそうに笑ってる
…フリだと思う。
お前、1人のときとか、切なそうな顔してるんだよ。
それが…心配だった。」
一樹君は、急に立ちあがって、
「篠原、ちょっと来いよ。」
そういってすたすたと出て行ってしまった。
私は一樹君について行った。
着いたところは屋上前の階段だった。
「ここなら人目につかないだろ。」
「うん…。」
「「あのさ…」」
2人の声が重なる。
「何?一樹君。先に言って。」
「いいよ。篠原が先で。」
「あのね…」
「あ、だめだ。やっぱ俺から言う。」
「うん…。」
「本当は俺、お前が心配だったんだ。
クラス替えがあってすぐの篠原は、すごく…せつない顔してた。
理子とか他の友達が話しかけてきたときとか、すんげぇ楽しそうに笑ってる
…フリだと思う。
お前、1人のときとか、切なそうな顔してるんだよ。
それが…心配だった。」