「先生」 そうやって俺のことを呼ぶ声。 聞き慣れたけど、やっぱりドキッとするねんな...。 ─初めて会ったときの、あの悲しそうな目。 なんや、絶対こいつ、幸せやないって思った。 ─もう、大丈夫やから。 俺が 俺が絶対、幸せにしたるからな。