「奏美…俺の彼女になって?」
コクン、と頷いた君があまりにもかわいくてしゃーないから
俺、抱きついてもうたやん。
「せんせ…暑くて死にそう」
「死なんとってよ、奏ちゃん。俺は奏ちゃんがおらんくなったら、寂しゅーて寂しゅーて、死んでまうわ」
「寂しくて死んじゃう、ってことは、先生うさぎだね!」
「…どういうこと?」
「うさぎはね、寂しいと死んじゃうんだよ?」
「へえ!」
なあ、奏美。
俺たち、もうカップルなんやて。
“先生と生徒”から
“彼氏と彼女”なんて
すんごい成長やと思わん?
次は、“お婿さんとお嫁さん”
…なんて、ちょいとはやすぎるか!
涼汰side End