『陽菜っ。指輪は?』

どきっ。勘が鋭い海斗は
すぐに気付いた。
私は涙をこらえて話した。

「私、本当に可愛くない彼女でごめんね…でも海斗と過ごした1年半楽しかったよ…。ありがとうね。私よりもっといい子みつけて幸せになってね…」

『は?』

「?」

『はあ…。ごめんな。やっぱ勘違いしちゃったよな。目つぶってて。』

「え?うん…」

ん?左の薬指に冷たい感覚。
目をゆっくりと開けた…

「うそ…」

それは私がずっとほしがってたの指輪が光ってた。
でも学生に買える値段じゃない。え?どうゆうことなの?

って質問する前に海斗が
口を開いた。