「みーづき」






後ろから目隠しをされた。








「………悠汰やめて」










幼なじみの関 悠汰。




同じ高校2年生。












目隠ししてたおっきな手を
どかして横を向けば





やわらかな栗毛で
目をまん丸キラッキラさせてる
悠汰がいた。










「今日も遅刻ー…?」




「んー…
なんか眠くてさー…



学校はやく行くって
気分でもなくってさ」








「美月遅刻しすぎだよ」







ちょっと悠汰が困った顔する。




「悠汰には関係ないでしょっ」