放課後












私はクラスに一人残ってた

















「悠汰のばか」












ボソッと私の口からもれた一言























「本当は優しくて



かまってちゃんで





なんか…………
だいすきなのにな…」





















「それって好きって事じゃん」
















前からヒョコっと顔を
だしてズバリ私の気持ちを

言ったのは


もう一人の幼なじみ、




山本 愛那。














私と愛那と悠汰はご近所さんで
毎日一緒にいたり



毎日一緒に遊んだり。










「愛那かー…びっくりした」













「なに?帰らないの?」







「んー…」








「悠汰が好きか?
自分でわからないの?」






「んー…好きなんだけどさ、
好きって何かよくわからないんだもん」







「………………………はあ?」













私、生まれてから男の子と
付き合った事ないし



すきって何かわからない。











「私


愛那もすきだし
悠汰もすきだよ?


この好きって違うの?」






「……………………




んー…美月は悠汰が好きなんだって」








「じゃあ愛那は悠汰
好きじゃないのー………?」







「好きだよ?幼なじみとして」










「じゃあ、あたしも
幼なじみとして好きなのかなー」







「はあ!?」








愛那は笑ってる。









「も~!!わけわからん!!」