きっと私は断るに決まってる。
そう感じたんだよね……?
確かに。あのまま止められずに
いたら私は言ってた。
“今はダメなの”って。
中途半端な自分だから。
私はどうやら、支えてほしいという
タイプじゃないみたい。
目標に向かって、1人で突き進む
タイプなのかも。
だから常に中途半端は大キライ。
特に自分には。
もう少し余裕が出来たら、修二のこと
……って思う。
ただ不器用なだけなんだけどさ。
『そんな顔すんなよ。』
修二の声にハッとする。
とっさに笑って、
『ちゃんと答えるから』とだけ言った。
『ん。』
頷きながら背伸びして、帰るわって。