徐々に侵入してくる修二の想い。
わかっていながら溺れゆく私。
優しい舌つかいから、
駆り立てる本能で激しく絡んで
求めてくるキスに
一瞬とろけてしまいそうになる。
トイレ前通路は死角になっている
ものの、他の客の笑い声や
話し声などがすぐ近くで聞こえる。
もう、これ以上はムリ……
おかしくなっちゃう……!
体を離すべく、顔を伏せて
唇を離した。
『修二やめて……』
冷たく言い放つつもりが
知らず知らず甘い声を出してて
余計に修二の欲望を
駆り立ててしまった。
あっさり顔を上げられまた
見つめ合う。
『そんなのムリ…!』
再び唇は重なった。
もう脳も身体も言う事きかない……。