終始、昔話に花が咲きどんどんお酒も
入っていった。



そろそろお開きの時間も迫り、
幹事役だった修二がそっと会計に
向かった時、私もそれに
ついてった。



修二はあまりお酒は強くない。
昔からそうだった。



雰囲気に流されて飲み過ぎてること
も見てたから、お会計中は椅子に
座らせて店員に水をもらった。



『大丈夫!?飲み過ぎたんじゃない!?』


隣に座り水を差し出すと、優しく
修二は笑った。



一気に飲み干すと
『どうだった?正樹と再会して』
と聞いてきた。



飲み過ぎたのか、トロンとした目。



『どうって……普通だよ?話も出来たし。』



『まだ好きなのか?』



『……まさか。』



変なこと聞かないでよ。
んなわけないでしょ。



……多分ね。



『じゃあ、何とも思わなかったんなら俺と付き合ってよ。』



はぁっ!?