居酒屋に着いたのは7時を少し過ぎた頃。



他のメンバーはみんな勢揃いで私を
迎え入れてくれる。



『友香!久しぶり!』



口々にみんな、再会を喜んでる。



懐かしい顔ぶれ。
一気に学生時代に戻った感覚に陥る。



そして、一番奥の席。



相変わらず優しい目元。



『友香…。』



先に名前を呼んだのは正樹。



『マサ…久しぶり。』



自然に微笑むことが出来たのは、
正樹の優しさがにじみ出てたから。



他のメンバーが間に入る。



『友香~、3月には帰ってきてたんだって?連絡しなよね~!』



『ごめん~!』



そのうち飲み物が運ばれてきて、
待ってましたとばかりに
修二は乾杯の音頭をとった。