1限目が授業入ってない日は、決まって
図書館に足を運ぶ私。
借りていた本を返却し、また本を借りる。
誰もいない図書館は、ただヒンヤリと
冷房がきいていて、
いつも以上に静まり返ってる。
この空間が、私はたまらなく好き。
奥の方にソファーがあることを
思い出し、そこで本を読もうと思った。
でも、ソファーに近付く足音は次第に
止まる。
窓際に置かれた茶色いソファー。
窓が少し開いていて、風でゆらゆら
カーテンが揺れている。
ゆっくりとソファーに近付いてく。
カーテンの隙間からこぼれさす朝日が
キレイな茶がかった髪を透かしている。
微笑ましくてクスッと笑ってしまう。
ソファーでスヤスヤ眠る彼。
屈託のない寝顔。
思わず、触れてしまいたくなる。