『うん…。会ってもないし、連絡もしてない。』
少しの沈黙の後、流れる景色を見ながら。
『そっか。でも正直な話、今…会いたいって思う?あ、次の信号左ね。』
『うーん、思わ…ないかな。この先またどこかで会うかもしれないけど、お互い納得して選んだ道だし、後悔はしてないしね。きっとマサもそう思ってんじゃないかな?どうせ会うならお互い成功してからって。』
フッと笑った顔に安堵感が浮かんでた。
ハイ、到着です。
『わかった。日程が決まったら連絡する。今度はみんなで会おう!』
懐かしい修二の笑顔を垣間見て、
その日は別れた。
あ、しまった。
ケーキの味、味わうヒマなかった…。
でもまぁ、いいお土産できたな。
その夜。
早速私は朋美に連絡するのであった×××