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海の向こうで経営学を学んだ。
手渡されていた分厚いスケジュール
通り、順調にスキルアップに繋げていく。
店舗に直接立って接客したり、
在庫管理、資材・材料の発注、
従業員の扱い方など全て
長谷川流に仕込まれる。
経営時間を過ぎても、居残って
勉強した。
その姿を見て、他の従業員も徐々に
日本人である私を認め始めてくれてる。
負けず嫌いが功をおさめる結果となった。
休みの日は、従業員で仲良くなった子と
一緒に買い物に行ったり、
ご飯を食べたりして過ごして。
こんな様子をメールやポストカードで
準に送った。
準の写真は部屋に飾ってある。
『恋人?』と仲のいい従業員に聞かれ、
笑顔で答えると羨ましがられた。