『…それは君次第。』
『そこに友香の気持ちはある?俺にある?』
『もしなかったらこんなこと言うと思う?』
君は微笑んだ。
その笑顔が実はすごく好き。
あえて言わないけど。
出逢ってまだ数ヶ月。
でもすでに2人は恋に落ちていた。
惹かれ合いながらも、教師と生徒で
ある現実が2人の足を止めてしまう。
これを機に、毎晩のようにメールや
電話のやりとりをするようになった。
私もまんざらではなく、小さな幸せ
を感じていた。
学校ではお互い毅然とした態度で、
必要以上話しかけない。
周りもひやかしたり騒ぎ立てたり
しなくなっていた。