『私もいつか、自分の店を持つことが出来たら、絶対招待するね。』



『おっ、頼もしいじゃん。楽しみにしてる。』



いつもの笑顔に戻った2人。



『来てくれてありがとな。』



『うん。来たかったから来ただけだよ。』



『そろそろ行くわ。朋美たちにもよろしく言っといて。』



『わかった。』



『じゃあな』と手を振り、私に向けた背中。



『頑張ってね…!!』



思わず言った言葉にも振り返ること
なく、背中越しに手を振ってくれた。



見えなくなるまで見送った後、
溢れる涙を拭って空港をあとにした。



こうして答えを出すのに、随分と
時間がかかってしまった。
反省してる……。



でも最後にちゃんと伝えることが
出来た今は、気持ちがスッキリしてる。



ありがとう、修二。



これからの飛躍を、誰よりも応援してる。