やっとの思いで昼休み、図書館へ
足を運ぶ。



何人か生徒がチラホラいるけど、
みんな自分の世界入っちゃってるから
静かにしてれば何の問題もない。



参考書など何冊か手に取り、パラパラ
とページをめくる。
上の段を見上げると、かなり古い
参考書を発見…!



案外、掘り出し物だったりしてと思い、
近くにあったミニ脚立に足をかける。



長い間放置してたせいか、埃が
舞い散り、咳き込んだ。



『何してんの?』



背後から声がする。



咳き込みながら振り返ると、
そこには優しい笑顔の準がいた。



『ゴホッ!!ゴホッ!!』



『大丈夫!?』



『うん、大丈夫…。』



そう言って脚立から降りようとした時
足を踏み外す。



キャッ…!!ぶつかる…!!