すると10分たった頃くらいに、ようやく教室に入場してきた。

僕はその子に瞳を奪われた。

なんと!その子は僕の中では大体クラスで8番目くらいの可愛さだったのだ。


僕はなかなか可愛い子だなぁなんて思って見ていたら目が合ってしまった。僕は恥ずかしいが、とっさに下を向かず彼女を見続けていた。

彼女の自己紹介が始まった。

彼女の名前は「のり子」

のり子は先生が指定した席に座る。僕の隣りだ。

よろしくっと一言、僕は言う。

すると、のり子もよろしくと言ってきた。

僕はそれを鮮やかに聞き流した。

いつものように授業が始まった。

クラスのみんなは教科書を開く。

僕も開く。のり子も開く。

のり子の教科書がボロボロだった。

僕はどうしてボロボロなの?っと質問した。
すると、のり子は答えた。前の学校で友達にクシャクシャにされたの…っと答えた。

僕は「そっか…」と一言答えた。

僕の心の中ではイジメられてたんだと思っていた。