「遅いんだ!!着替えるのにどんだけ時間かかるんだよ!まあいい、いいか!みんなに新しいマネージャーを紹介する。」

私と美紀は前に出た、
「今日から大北高校サッカー部のマネージャーをする事になりました!森紗耶香といいます!分からない事だらけですが頑張るので応援よろしくお願いします!」

「はじめまして!井上美紀です。美紀ちゃんとかなんでも呼んで下さい。一生懸命頑張るのでよろしくお願いします。」

私達があいさつをし終わってから
監督は用事があり今日は解散する事になった。それから部員達とバイキングへ行った。

「そうだ!お前らに言っとくけど
美紀は俺のもんだからな!ぜってー手出すなよ!」
ときくんはいきなり立って美紀の腰に手を回した。

「なんだよときー!こんな可愛い彼女いたのかよ♪」
そう言ったのは3年生のエースでキャプテンの新井 由樹斗(あらいゆきと)先輩だ。
「まあ俺は前から感づいてたけどな。とき、毎日ニヤニヤしとるんやもん。むちゃくちゃ気持ち悪いわ。」
そう言ったのはこの辺でサッカーしてる子はみんなが知ってるぐらいすごい子、1年生の津田 涼太(つだりょうた)くんだ。
「うっせーな!!まさか…涼太、美紀に惚れたんじゃないだろな?」

「は?俺の恋人はサッカーだけだよ。」
「うわあー…出た、涼太のそういうとこまじできもいわ。まじで引くから。」
「ほっとけ。」
なんだかんだで津田くんとときくんはとても仲がいい。
それから…津田くんは耕大くんと親友で
サッカーになるとお互い譲らないけど
津田くんも耕大くんもサッカーではいろんな記録を残してる。
そんな津田くんに私は声をかけた。

「津田くん?食べてるー?」
「ああ。」
「津田くんってクールなんだね?」
「あのさ。なんでマネになろうって思ったの?」
「私?私のね…私の好きな人がサッカー大好きで私もサッカーの楽しさとか苦しさを共感したくてサッカーと関わり持ちたいって思ったの。」
「そうなんだ。まあ大変な事あったらいつでも声かけて。」
「ありがとう♪」