「違うよ!!俺は今はサッカーばっかで紗耶香ちゃんを幸せにしてあげれる自信ないんだ。だからさ…待っててくれないかな?俺が必ず紗耶香ちゃんを迎えに行く!!それまで待っててくれない?」

私が口を開いた瞬間にそこの店の人が私達にしゃべりかけてきた。

「いらっしゃいませ!!この店実は今日で
1周年を迎えまして来店して下さった方々にオリジナルストラップをプレゼントしています。よかったらどうぞ♪」
店員さんは私達にそのストラップを渡してきた。
そこのお店のキャラクターの
パンダのチャームがついているストラップだった。
「なぁ、紗耶香?俺が必ず迎えに行くまでこのストラップを身に付ててるって約束しない?」
「分かった♪ずっとずーっと待ってるから♪」

私はそう言いながらケータイにその
ストラップをつけた。

それを見た耕大くんも静かに自分のケータイにそのストラップをつけた。

私はずっとずーっと待ってる。

そう心に誓った。
何があっても待ってる。