なんでだろう…
私の心がズキズキ言っている。
康平と付き合いだしてから1カ月が
経ったとき、
私と康平と美紀とときくんで
ダブルデートに行った。
「こうやって紗耶香とダブルデート
出来る日が来てあたし嬉しいわ♪
今日はたくさん楽しもうね?」
「うん♪」
私と美紀はあるアクセサリーの店を
見つけた、
「やば!!このリングむちゃくちゃ
可愛いんだけどー♪」
そう言い美紀が指指したのは
決して派手ではなくforeverと
いう文字が彫られていて
クローバーのリングだった。
「ほんとだ!!…!でもさ、値段見てよ…
むちゃくちゃ高いよこれ、」
「うわぁ↓まったく…結局金よね。」
そういうと美紀は別の場所へ行って
しまった。
「なぁ、さっき美紀が可愛いって
言ってたのってどれ?」
「え?あ、ときくん。えっとこれ
だけど…。」
「これか…。1万か…」
「中学生の私達には高過ぎるよね、」
「俺買うわ!!」
そういうとときくんは
店員さんを呼びにいった。
ときくんすごすぎるよ…。笑
そしてカップル同士で別行動すること
になり私達は
クレープを買いにいった。
「え?紗耶香?」
突然声をかけられた。
ふと見ると…
「こ、耕大くん?」
一番見られたくない人に見られてしまった。
「久々だね♪…もしかして付き合ってんの?」
私が返事するのを悩んでいると
「うん。」
っと先に康平が答えた。
「耕大くんは何してるの?」
「俺はサッカーの帰りに友達と
遊びに来た。」
「そうなんだ。」
なんか気まずいよー…
「じゃあ俺行くね。邪魔して悪かった。」
そう言って耕大くんは去って行った。
私の目からは涙が流れた。