ー美紀saidー
「ちょっと岡本いい?」
「なんだよ井上。」
「あんた紗耶香の事どうするの?アタックする気なの?」
「別にそんな気はねぇよ。」
「でもあんたは紗耶香の事が好きなんでしょ?」
「・・・あぁ。」
「ならかっこつけてないでアタックしたらいいじゃん。紗耶香が好きな人つくったらどうするのよ。」
「…!! でも、俺の中で決めてるんだ。周りから見たらかっこつけてるように見えるかもしれないけど今はサッカー頑張るって。俺が紗耶香を守れるぐらい強くなったら俺が紗耶香を迎えにいく。」
「そう…でも教えといてあげる。佐々木康平、あの子は紗耶香の事が好きらしいわ。もし佐々木がが紗耶香に告白したら紗耶香どうするかなー。」
紗耶香は岡本の事好きだからOKなんかするわけないけどコイツにはこれぐらい言っておどさないと。
「それで紗耶香が幸せになるんだったら俺は応援するよ。」
「…!! あんたバカじゃないの!?紗耶香が好きなら男として佐々木と戦いなさいよ!!あんたは紗耶香が好きなんでしょ?自分の気持ちをしまい込んでたら相手には伝わらない。」
あたしは走って自分の席に戻った。
「美紀ちゃん?耕大くんがどうかした?」
「別になんでもない。」
アイツどうするつもりなんだろ。




騎馬戦になった。
私は走って耕大くんを見やすい場所で
スタンバイ。
桃ちゃんと美紀ちゃんも気合いが入っているみたい。

ピーー!!
笛の音を合図に始まった。

そして白も赤もどちらも1点同士で
次の一騎打ちで決まることに。
白組の大将は佐々木 康平。
赤組の大将は岡本 耕大だった。

赤組の最初のほうのうまはすぐに
負けてしまいとうとう赤組の
大将耕大くんが出てきた。
残り白うまは5体で赤は大将だけ。
耕大くんは次々うまを倒し
気づくとあと2体になっていた。