帰るしたくをしているアタシに明るく話しかけてきたのはクラスメートの 本田 光 だ。

「みぃー!望くんとはどう?うまく言ってんの?」
光は目をキラキラさせてアタシの顔を覗きこむ。
「ん … 喧嘩は前より減ったかな。」そう言ってアタシは笑ってみせた。
光の彼氏とのんが高校時代の友人だったらしく、光とはよくお互いの彼氏の話しをしていた。

「それは何より!ケンちゃんなんか最近仕事忙しくてなかなかお互いの時間会わなくてね。」

少し寂しそうに光がうつむいた。

「だいじ!だいじ!ケンちゃん光にぞっこんだし!」笑って励ます。

「みぃー ありがとう。週末には会えるし…あたし頑張る!」光がガッツポーズをした。

少し話をしたあと 光は部活に出ると言ってさっていった。

光ののろけ話を聞いていると少しうらやましくなる。
光は本当にケンちゃんが大好きなんだ…

あたしも一途に誰かを大好きなんて言えるる日がくるのだろうか…?







無理だな。

そんな事を考えていたら頭にのんの顔が浮かんだ。その後に3人の男の顔も…


アタシにはのんの他に彼氏?みたいな男が3人いる。