鬼ヶ島に行く道中に一匹の犬に会いました。


「ヒカリ…その、格好も似合う」


とてもゆっくりとした話し方で喋る犬でした。


「あたしの名前はヒカリではなく桃太郎です!」


「そういえば、そう…だった。
では、桃太郎…お腰に付けた吉備団子を、オレに下さい…な。
そうすれば、お前の助けになると…思う」


犬はそう言うので桃太郎は吉備団子を犬に渡しました。


「貴方の名前を聞いていいですか?」


「オレ? オレは…ライト」


犬…いや。ライトが桃太郎の仲間になりました。