そんなある日。桃太郎は光姫おばあさんと千影おじいさんに言いました。


「あたし。鬼ヶ島に行って鬼を退治してきます」


その当時。町では鬼が暴れていた。
その鬼を桃太郎が退治に行くというのです。


「桃太郎。確かにお前は強い女の子です。
ですが、鬼は物凄く腹黒い人です。それでも行きますか?」


光姫おばあさんは心配そうに尋ねました。


「行きます。
あたしが行かなきゃ誰が鬼を倒すのですか」


桃太郎も負けずに自分の意思を話します。


そんな桃太郎に負けたのか千影おじいさんは光姫おばあさんの肩を優しくポンッと叩きました。


「千影おじいさん…」


「桃太郎。必ず鬼を退治するのだぞ?」


「はい。千影おじいさん」



桃太郎は光姫おばあさんの作った吉備団子を腰に下げて鬼退治に行きました。