私は、家に帰り、ベットに寝転がった。

お母さんは私が中学生になって

仕事を始めた。

だから私は今一人。


過去をさかのぼった。

「島田ぁ―。この問題わかんねぇ~」

「私も~。沙紀教えて―」

「ぅーんこれは…、中田わかる?」

「……俺に聞いてわかった方が
すごいぞ?」

去年の10月。

私はまだ小学6年生。

受験勉強で大変だった頃。

私は、ある人と隣の席になった。

『西田 俊』

私の席の後ろには大好きな友達

『木下 沙紀』

沙紀の隣には

『中田 翔』

私はこの3人と

授業中手紙を回したり、

ふざけたり、話したり。

こんなことしてていいの?

ってぐらい、塾で仲がよかった。

でも、私だけは気持ちが違った。

西田 俊のことが好きだったんだ。

いつも私に優しくて、

いつも身長のびるの一緒で

何かと気が合った。

受験の時に、男女別のクラスになるまで

ずっと仲が良くって、

たくさん話した。

ある日、俊が

「何かさぁ、一緒の中学
行けるといいな☆」

と私に言った。

あなたは覚えてないかもしれないけど

私にとってすごいすごい
…嬉しかった言葉

「うん♪私も西田と同じ中学行きたい。」