「私気になる人できたかも。」

(ぇえ~ぇえっ!?)

「まじでっ?誰、誰??」

彩は私の腕をとって、隣のクラスへといった

ちなみに私の学校は、1学年2クラス。

私たちは1-1。

彩の気になる人は1-2。

その人は、私と同じくらいの背。

ちなみに私は160cm。

学年の女子で1位2位を争う、身長の高さ。

それで、その人は、色黒で、少しだけ天然パーマがかかっている頭。

彩には悪いけど、その人より、
他の人に目がいってしまった。

さらっとしているストレートな髪の毛

背は私より少し小さいぐらい。

皆と仲良く絡んでいたその人。

その人と目が合った。

ドキッ……

「ちょっと、唯?ゆ―い??唯―??」

あっそういえば、私彩の気になる人見に来たんだっけ。

「唯、さっきからボーっとしてるよ?」

「あっ、うんうん何でもないよ~」

「で、私の気になる人。
どう思った?」

「んー…。」

「ありゃぁ、まぁ応援してなッ!」

「うん♪」


私は、さっきのドキッとした感覚ばかりが気になっていた。

授業も頭に入らず。

1-2の前を通るごとに、あの人を見てしまう。

でも、こんなこと彩には言えない。

言ってもいいけど…言えない。

だって、私には好きな人がいる。


―ずっとずっと大好きな人が。