眠たくなったら眠って、起きる。 お腹が空いたら檻の入り口に置かれている食事を食べる。 トイレやお風呂は“母親みたいな人”が仕事に出かけた時を狙って、素早く済ます。 こうして見ると、まるで私は猫だ。 仰向けになって瞼を閉じたまま、私はそんなことを考えていた。