「ハルエは昼前……大体11時ごろに起きて洗濯や食事の用意を済ますニャ」 「そして午後1時から9時までラーメン屋で仕事ニャ」 「引き続き10時から翌朝の6時まで居酒屋で仕事ニャ」 仕事をしている母の姿が、水晶に映っている。 レイチェルはその時間帯を淡々と解説した。 「ハルエは働きづくめニャ」 それはわかっていた。ずっと前から。