「はい。」
「戻れ、今すぐだ。」
えー、せっかくここまで歩いたのに。
といっても、まだ5歩位しか歩いてないか。
「すみません嫌です、私帰らなきゃいけないので。」
「駄目だ、お前自分がどんな状態か解ってんのか?」
解るわけないでしょうが。
鏡があるわけでもないのに。
「いえ、正直認識していないですけど…。」
「真っ赤な顔してるぞ。今にも倒れそうな顔だ。だから、いいから、早くこっちこい。」
先生の言葉にしぶしぶベッドへと足を戻してゆく。
「どうせ友達の家での泊まりも嘘だろ?」
ぎっく―――っっっ!!!!!!!
あはははは、先生にはばれてましたか。
「…その通りです。」
何だか、怖くて先生の目見れないや。