携帯のディスプレイには、甲田先生の文字がでていた。







その文字をみた瞬間、携帯を持つ手に汗がにじみだす。






え…何で先生から…?





とりあえず出なきゃ駄目だよね。






ピッ





「は、はい…片瀬ですが。」





私、電話苦手なんですけど……。






「あー片瀬?良かった電話でて。業後にさ、教官室きてくれるか?」







「え。」






まじですかー…すこぶる頭痛いんですが。






今日に限って呼び出しとは何事ですか、先生。






「はい、解りました。」






まぁそんな事いえないけど。







本音を言えば、先生にも少し逢いたいし…。