ソファーの上で寝ている私の身体に、先生の身体が覆いかぶさる。
顔以外の全部が先生と密着しているようで、全身に熱が回りだす。
「あー、この抱き方落ち着く…。」
そんな私をよそに、先生はリラックスタイム。
とてもリラックスしているような声で、今にも寝てしまうのではないかとさえ思えてくる。
「なぁ、伊緒。」
「…はい。」
必死に照れていることを隠そうと、いつもより低めの声で返事をする。
きっと、何でもお見通しの先生は気が付いていると思うけどね。
私の返事を聞いた先生は、少しだけ顔の位置をずらし私の肩に顔をうずめた。
「一回しか言わないから、よく聞けよ。」
「…え、あ、はい。」
さっきまでの緊張が、違う形の緊張となって私を支配していく。
先生の呼吸と声に耳を澄ましながら、今から言われることをただひたすらと待つ。
「……伊緒、愛してる。だから、どんな事があってもずっと一緒にいて欲しい。」
「―――――っっ!!!!」
ガバッ
「おわっ!!!」