それから少し長いキスをし唇が離れると、先生と目があった。






「先生のバカ…バレたらどうするんですか?」





「んー?ちゃんと鍵かけてきたから大丈夫だぞ?」





な、なんと準備周到な!!





あたかもこうすることが解っていたかのような口ぶりではないか。





そして、当たり前かのように『鍵を閉めた』答える先生、恐るべしだな…。






「なんか、先生子供みたいですね。」





その準備のよさは、いたずらを計画する子供並みの発想力だと思う。






「どこがだよ…こんなキスできるのは大人だけなんだからなぁ。」





まぁ、そりゃそうだけど…そうなんだけど、先生のその拗ねた時や甘えてくるときの顔とかって最高に可愛くて…なんだか幼く見えるんだもん…。






「先生、かわいい…。」






あまりに先生が可愛い顔をするから、たまらず頭を撫で撫でしてみる。





少しクセが入っている髪が私の指に触れる。





怒られると思ったのに、案外されるがままの先生が更に可愛く見えてくる。






「なぁ、お前…誘ってんの?」






「え、ち、ちちちち違いますよ!!」






「違わねーだろ?おらっ!!」






「きゃっ!!」