「いたっ……。」
いくら元気とはいえ、今の投げ倒された衝撃に先程ぶつけたばかりの頭や足に痛みが走る。
「あっ、すまん伊緒。大丈夫か?」
「はい…いきなりだったんでビックリしたのもあっただけなんで…。」
「そっか、よかった。我慢できなくてついな…。」
「へ?」
我慢、できなくて……だと?
先生の発言に危機を感じ、下に向けていた視線を慌てて先生の方に向けると、そこには甘い先生の顔が一段と甘く、エロくなって私に近づいてきていた。
目、目が…その大きな目でみつめられると…流石にやばいよ先生。
ドキドキが加速して心臓が壊れてしまいそうになる…。
目があって、鼻があたって…そして、流れるように唇が触れてゆく。
「……っせ…せ……。」
「…ん?何?……嫌?」
そう言いながら、又キスをする。
まだ何も答えてないのに…。
「あ、とまんねーかも…。」
「いやいや、ここ学校!!」
私の必死なツッコミに、はははっと笑いながら、先生は又私にキスをする。