いつにも増して激しいキスが私を襲う。
先生からのキスは、不思議と私を大人の気持ちにさせてしまう。
息を上手く吸えない苦しみも、触れる暖かさも、一つ一つの感覚が私を大人へと近づけてくれている気がする。
「……俺と一緒に大人になればいい。」
「んっ…せ……せ。」
「ちゃんと俺が大人にしてやるから…。」
「!!!!!」
今のは反則じゃ…。
そんな…キスと言葉で攻められたらドキドキが止まらなくなってしまう。
「伊緒、好きだよ。」
「せんせ…。」
「子供でも我が儘でも、何でもいい。伊緒が好きだよ。」
「…私も、先生が好き…です。」
「ははっ知ってる。」
私からの告白にはにかみながら照れてくれた先生は、もう一度私を抱きしめながらキスをする。
長い長いキスから、沢山の愛を感じる。
先生、ありがとう。
こんな私を好きって言ってくれて、受け止めてくれて。
私も、どんな先生でも大好きだし、受け止めてみせるから…。
だから、ずっと私だけの先生でいてね。