このまま放置するのも先生可哀想だよね。
ギュ………
「!!!!」
先生に自分から触れるというのはめちゃくちゃ恥ずかしいから、少し控えめに先生の背中に手を回してみる。
先生の背中に手を回すと、ビクリと先生の身体が反応した気がした。
あれ…?
先生がしてって言ったのに驚いてる。
なんか…可愛いなぁ。
「先生…?」
「わっ!!ちょっ、やめろ!!」
ちょっとしたいたずらをしかけてみる。
さっきの先生みたいに、今度は私が先生の耳元で囁いてみた。
「せんせ……。」
「――――っ!!」
先生の反応があまりにも可愛くて、もっといじめたくなる。
そんなに囁かれるのが嫌なら、私の身体を離せばいいのにね。
こんな状況でも抱きしめ続けてくれてる先生が、たまらなく愛しい。
先生も、私をいじめる時こんな事考えてたりするのかな…?
……うん、考えすぎだな、先生に限ってそんな事は無いな。