「じゃぁ、勉強頑張る為に腹ごしらえでもしますかね。」
「そうだね。さっきからドリンクバーしか頼んでなかったし。」
話しに集中する為に、飲み物しか口にしていなかった私達。
時間も時間であって、お腹の減り具合は最高潮。
「何頼もうか。何か気持ちがスッキリしたから、ガッツリいきたい気分なんだよね。」
「うん、私も。」
二人で一つのメニューと睨めっこをする。
サラダ、サイドメニュー、パスタ、ピザ、とメニューをめくっていく。
それだけで、更にお腹は減ってきてしまう。
「ねぇ伊緒。」
「ん?」
「お互い好きなの頼んだらさ。」
「うん?」
「一口ずつ交換しない?」
「うん、いいねっ!!しよう!!」
「やったぁ!!」
それから、恵那はハンバーグセット、私はスパゲティーのセットを頼んだ。
ファミレスでテスト勉強も勿論したけど、ほとんど恵那と話しているうちに時間は過ぎていった。
今度は、先生とこんな時間を過ごしたいな……。