優羽の言葉や不安やらで半泣きの状態になる私。





そんな姿を見かねてか、優羽が頭を撫でてくれた。





「言って欲しいんでしょ?好きって。」





ドキッ





「――っ、そう…です。」






「じゃぁ頑張んなきゃだよね?」




「うっ…ごもっともです。」





そうだ。





今日からの中間テストの成績で、先生の気持ちが聞けるかどうかが決まるんだ。






その結果によっては先生との距離が変わるんだよね…。





それに、自分からのキスなんて嫌すぎる。






あ――…ドキドキしてきた。





頑張らなきゃ。





頑張らなきゃなんだけど…とてつもなく不安だ。